南米旅行を有意義にするために知っておきたいこと(第二弾)

 

前回の記事では、南米旅行を通じて私が感じたことをご紹介しました。アドベンチャーレベルがどれくらいなのか、どれだけ日本人がいるのか…といったテーマが中心となりました。世界には色々な観光地がありますが、その中での位置付けをなんとなく知ってもらうには便利な記事になったと思っています。しかし、まだ実践的な情報が足りませんでした。そこで第二弾では、より実践的な旅の前に知っておくと役に立つポイントをご紹介します。

やっぱり…スペイン語しか通じない

 

南米のほとんどの国ではスペイン語が公用語となっています。そこで思うわけです。旅行の前に「本当にスペイン語なの?」「スペイン語が公用語といっても、英語もまあまあ通じるでしょ?」などなどと思案します。実際に旅をしてあることに気づきました。それはスペイン語の大事さです。英語でなんとなく会話をして旅をすることに慣れている人にとっては未知の領域かもしれません。なにせ、英語がびっくりするくらい通じないのですから。逆に英語に頼っていた日常から抜け出すいい機会です。南米旅行の際には必ずスペイン語の旅行会話の本を持参するか、多少の基本的なフレーズを覚えるかするようにしましょう。スペイン語をどれだけ使うこなすことができるか(または、最低でも、どれだけ抵抗を感じないか…)。これで南米旅行の質が変わると言っても過言ではありません。

標高の推移が激しい

 

アップダウンがすごいです。それは決して、上ったり下がったりを繰り返すという訳ではなく、旅行の全体での標高差がすごいことに気づきました。これはもちろん、各個人の旅程によりますが、私はペルーから始まり、どんどん南下してボリビア、チリと進むことにしました。気候や標高の差がすごいです。環境への順応が苦手な人はかなり注意すべきです。私はなんとか大丈夫でしたが、周りでダウンしている人は結構見かけました。まずは高山病に要注意です。マチュピチュが山として標高が高いことは言うまでもありません。これに加えて、ボリビアのラパスなどは町そのものの標高が高くなっているので、かなりの環境です。頭が痛くなったり不調を訴える人はかなりいます。現地で高山病対策の薬は買えるので、不安な人は是非とも用意しておくことをお勧めします。さらに、どんどん南下していくとチリに進むことになるでしょうか。アタカマ砂漠を訪れたのですが、ここは逆に標高がかなり下がります。このように、旅全体での標高の違いがすごいので、この点はあらかじめ考慮しておくべきでしょう。さらに、山から、塩湖、砂漠まであらゆる環境が揃っているのは楽しいものですが、同時に環境の変化が大きいことも意味します。各自それぞれ「自分は乾燥しているのが苦手」など何かしらの苦手な環境があるはずでしょう。それを一度見直して、旅程にある脅威に備えることをお勧めします。

バスの時間を把握しながら徹底的に計画を立てる

 

私は普段は旅行の計画を立てる正確ではありません。しかし、今回ばかりはかなり入念に計画を立てました。そしてこれが功を奏したというお話です。南米旅行をする人の多くのは一箇所にとどまるよりも何カ国かを移動することになるはずです。マチュピチュはペルーですし、ウユニ塩湖はボリビアにあります。この二つの両方を訪れるだけでも国をまたぐことになります。そんな時に必ずやっておきたいのが徹底した計画です。バスの時間まで考えるのが大事なポイントです。実際にやってみてお勧めだったのがエクセルシートを使ったプランニング。かなり堅苦しい響きかもしれませんが、どうかお許しください。これくらいかっちりと決めて正直よかったと思っています。スペイン語の難しさや旅の冒険感が相まってなんとなく「ちゃんと準備しておかないとやばいかも」という気持ちになったのが逆によかったという訳です。結果的に幸運だったと思っています。南米旅ではバスが絶大な存在感を発揮します。どのバスに乗るのかで、旅の全体像が大きく変わります。長距離バスは思いのほか近代的で快適。それが私の第一印象でした。わりと時間通りで困ることもありません。ただ、最初に何時のどのバスに乗るのかを把握しておくことがお勧めです。これを知っているだけで、旅の大枠をしっかりと組み立てることができます。流れとしては、新しい町に移動したらそこでバスを先に予約してしまって(その場で時刻表の確認をする)から観光を始めるという具合です。

 

 

ありきたりじゃない海外旅行を楽しむためのコツ(上級編)

 

前回の記事、「ありきたりじゃない海外旅行を楽しむためのコツ(中級編)」では…今までの海外旅行のあり方に飽きた方のために、旅をもっと有意義に変えるためのコツをご紹介しました。海外旅行を始めたばかりの人にはなかなか馴染みのない発想だったかもしれません。そんな意味で中級編と名付けました。実践するのは決して難しくありません。全てちょっとした意識で導入することができます。実際に試された方もいらっしゃるかもしれません。

 

そして今回は、もう少し先に話を進めていきましょう。前回の記事で「もう、十分に旅の差別化ができたでしょ?」とたかをくくってはいけません。まだまだ先があります。ガイドブックに掲載されている場所の答え合わせにこだわり過ぎないこと、そして、写真撮影とSNSへの投稿に支配されない事をお伝えしました。ようはデトックスのようなものです。今回はもっと、自分なりの価値を発見するための旅に出かけましょう。

 

観光地の選定に複数のソースを活用する

 

響きは難しそうですが、大丈夫です。決して難しくありません。今まで、一冊のガイドブックにだけ頼り切ってきたあなた…その習慣から抜け出しましょう。ガイドブックを使うにしても、最低でも二冊比べて見る事をオススメします。そこから面白い発見があるものです。同じ観光地であっても、全然説明の仕方が違います。例えば、画像を多用して感情に訴える事を意識したガイドブックもあれば、逆に、情報の提供に重きを置いたものもあります。両方を組み合わせるだけで、かなり理解が進むものです。特にオススメなのは、方向性の全く違うガイドブックを二冊読んでみる事です。きっとこんな事を思う事でしょう。「視点が違うだけで、ここまでいう事が変わり…読んだ時に受ける印象が違うのか」と。例えば、こんな例をご紹介します。あるガイドブックを読んで、オススメの観光地が紹介されているとします。そこに使われているメインの大きな画像をその観光地の定番の絶景だと思い込むものです。そうは思いませんか?意識をしていなくても、多くの旅行者がそれと全く同じ構図の写真を撮影する事を追い求めて、現地に向かっているのです。実際、現地でも全く同じ構図の写真を撮ろうとしている自分がいることに気づくはずです。よくよく注意してください。

 

現地の人にオススメの観光地や店を聞いてみる

 

ガイドブックを作る会社ももちろんプロですが…結局のところ日本人です。その国のことを一番知っているのは現地の人。そう思いませんか?郷にいれば…という言葉のように、そこにいる人の指南に従いたいものです。例えば、こんな状況を想像してみてください。秋田出身の人にその場所の事を聞いたりしますよね。これを海外旅行に応用してみようというわけです。でもどうやってできるのでしょうか?一番、色々な人と話ができるのはバーです。やはりお酒が入ると、誰とでも気軽に話せる環境ができるものですね。これを機に、いいお友達ができる可能性もありますし、是非とも試してみてください。これと同時に、現地を旅行する他の旅行者にオススメを聞いてみるのも便利です。ゲストハウスに泊まると色々な人と会話する機会がありますよね?そこで、「どこに行った?」「どこがオススメ?」と訪ねてみましょう。きっと面白いことに気づくはずです。人によって、全然オススメが変わるのです。明らかに自然派な人はハイキングコースを推奨する傾向にあり、適当に旅行している人は、一番の有名どころを紹介して…その違いを分析するのも意外な旅の楽しみになるかもしれません。

 

インタラクティブなツアーに参加してみる

 

日本からツアーを予約する必要などありません。日本人に囲まれてのツアーもいいかもしれません(安心感があるという意味で)それだけでは、本当の現地の雰囲気を堪能することができません。せっかくなので、現地に集まった世界各国からの人々で構成されるツアーに参加してみてはいかがでしょうか?面白いもので、そこから、次の旅のヒントが見つかったりするものです。実際「次、私の国に来るときには案内するから教えてね!」と言われることはよくあります。このように、どんどん、旅先のツアーで出会った人を経由して旅を続けるというアイデアも悪くないかもしれません。どれだけ身をまかせることができるか。この先に、他の日本人にあまり知られていない絶景があったりするものです。しかも、無料で泊まらせてくれたりと…色々なメリットがあります。

 

ありきたりじゃない海外旅行を楽しむためのコツ(中級編)

 

海外旅行は好きですか?海外旅行のどんな部分がお好みでしょうか?海外旅行が大好き!そんな感情はよく湧き起こるのですが…実際にどのような理由で海外旅行に魅了されているのかを考える機会は意外と少ないものです。是非とも考えてみてください。私の中の答えはいくつかあります。その中の一つが、答え合わせのような楽しみ方です。これに共感する人は多いのではないでしょうか。例えば、ガイドブックを見ながら観光する場所を決めます。そして、見ておきたい場所のリストアップをします。例えば、タイでああれば、プーケットのこのビーチに行って、バンコクのこのショッピングモールに行ってという具合です。もちろんこれもいいのですが…最近、物足りなさを感じてきました。

 

答え合わせを卒業してみるのも一つの手ではないでしょうか?答え合わせでは…淡々と攻略した場所の写真を撮影してそれをインスタグラムにアップロードする程度でしょう。これで承認欲求も満たせて一石二鳥かもしれませんが、本当にそれが理想的な海外旅行なのでしょうか?答え合わせの旅には飽き飽き…そんなあなたは、是非ともありきたりじゃない海外旅行を目指してみてください。

 

旅程を目一杯確保する

 

「え、仕事で忙しいから無理!」などと言われそうですが、決して狙いはそこにありません。むしろ、海外旅行全体の日程を引き延ばすのではなくて、大事なのは、一つ一つの観光名所に使おうと思っている時間に余裕を持つ事です。時間に余裕があれば、そこから周りを歩き回ってみようとか、途中で見つけた気になる路地に入ってみようとか、新たな冒険の可能性が生まれます。時間に余裕があるからこそ、心にも余裕が生まれます。すると、ちょっとした面白い変化に気づく事ができます。例えば、この国ではこうやって食器を並べるのか、この地域の人々は寒いのに半袖が多いなどなど。このようなより生活に密着した気づきを得る事で、旅の深みがどんどんと増していきます。

 

写真を撮る事に固執しない

 

時に…こう思う事があります。なんのために海外旅行をしているの…?え?写真を撮って、友達に見せるというしょうもない自慢のため…。ふとこれを考えると、虚しくなりました。せっかく、海外の素敵な環境に触れているのに、スマホのフォルダ整理をしたり、写真を削除してスペースを空けるのに必死になったり、撮影した写真ばかりに見入って、目の前の絶景を見ていなかったり…一体、あなたは何のために海外旅行に??不思議な世の中ですね。このような光景はよく見かけます。美しい景色が目の前に広がっているのに、それを「見る」事よりもその景色を「写真に収める」事をもはや任務のようにこなす人がたくさん。写真を楽しむのはいい事ですが、目の前の大パノラマを見ない理由がどこに?また写真撮影からのSNS投稿に没入しすぎると、非常に旅がカツカツになりがちです。次はここでこんな写真を撮映して…というロケでもしているのかという仕事ぶりになります。一度この中毒的な状況から解放されてみませんか?

 

思った事を言葉に残す

 

トラベルジャーナルをご存知でしょうか?簡単に言えば、旅行の記録を残すための日記です。これは非常におすすめです。誰にあった、何を食べた、どのバスに乗り遅れた…何に感動した…などなど。これを記録に残す事で旅の深みが何倍にも増します。是非ともやってみてください。海外旅行をして言葉を紡ぐ…という習慣をつける事で、私はある気づきにたどり着きました。それは、記録できる何かがあることの重要性です。「すごい!ノートにメモしとこう!」という気持ちの高まりが大事なのです。考えてみてください。何もない日常、モノトーンの職場…そんな気持ちでルーティーンのように生活していたら、悲しいですよね?そんな時に、日々の気持ちを日記に書こうと思いますか?そうはならないでしょう。では、どんな時に日記に物事を書きたくなるのか。そうです、感動です。刺激です。そんな「日記を書きたくなる、誰かに伝えたくなる、自分お記憶に留めたくなる」経験をする事って、本当にありがたいと思うわけです。

 

旅のテーマを考える

 

これは決して必須ではありませんが、もう一歩先に進むためにオススメしています。そうです、テーマ決めです。決して難しいことは考えないでください。例えば、甘いものが好きならばスイーツでOK!犬が好きなら、海外旅行をするたびに、出来るだけ多くの犬に触らせてもらおう…などなど。これだけであなたの旅の色がはっきりと出てきます。